すべての人の心身の健康を願って止まない、四谷の鍼灸師、マベリック鍼灸施術室の大西葉子です。
7月下旬の1週間はオリンピック、8月29・30日にはパラリンピック選手村・総合診療所で鍼灸師として従事し、私の特別な夏は終わりました。
オリンピック・パラリンピックの東京での開催に関しては、いろいろな意見があると思います。そんな中、やはり自分のスキルがこのまたとない機会に役に立つのであれば、と参加を決めました。そして、大変貴重な経験をさせていただき、関わらせていただいた選手、大会関係者、一緒にフィジオセラピー・ルームで時間を共にした、鍼灸・あんま・マッサージ師の皆さんに心より感謝します。
当初懸念されていた、外国由来の新型コロナ感染に関しては、むしろ選手達は、私たちのような、選手村を出入りする人間からの感染を懸念する声が多く上がり、私たちボランティアは毎日PCR検査を受けていました。もし陽性の場合、登録したメールアドレスに連絡が来るので、翌日はドキドキ、な毎日でした。
それでも、自分が担当させていただいた選手が出場する競技を探してテレビで観戦したり、入賞した、というのを聞いたりするのは特別で、それぞれの国を代表するアスリートたちが酷使している筋肉への施術、バランスを整える、という機会は滅多にないことで、本当に特別な時間と経験となりました。
そして、新型コロナウィルス、という世界共通の敵を前に、オリ・パラ選手村の雰囲気は、選手、大会関係者、ボランティア全てにおいて「ポジティブ・バイブ」そのものでした。
アスリートの皆さんは、コロナ、国内の紛争等々、ネガティブな目の前の問題をたくさん抱えながらも、自分ができることだけに集中して日本にやってきた強者ばかり。
ですが、「今」自分にできること、に集中しなければならないのは、皆同じ。まだ起こっていない事に不安を感じたり、やったことに後悔しても、その時間は戻ってきません。
今この時、自分に何ができるか、何をしなければならないか、それだけを考え前進するしかありません。
自分が本当に欲しいものがなんなのか、なかなか不透明なところでもありますが、周囲に振り回されず、本当に大切なものを見極めたいものです。
鍼灸は、体はもちろん、心のバランスを取り戻すためにもとても有効なセラピーです。お体の悩み、不安な気持ちがおありでしたら、是非一度、鍼灸治療を試してみてください。
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